宮崎県立妻高等学校は、本年度「学校創立100周年」を迎えます。ご承知のように、本校は大正12年に県立妻中学校として創立され、昭和23年には県立妻高等女学校と統合し、妻高等学校となりました。さらに平成30年には妻高等学校と西都商業高校が統合し、今日の姿に至っております。
本校の前身である旧制妻中学校の開校時には、西都・児湯地域の皆様の教育への強い思いと多大なるご支援がありました。爾来、今日まで、本校はこの聖陵ケ丘の地に、西都の妻高として輝かしい歴史を刻み、卒業生の皆さまは国内外を問わず各方面で活躍されています。私たちは、この100年の伝統と実績を讃え、その誇りを受け継ぎながら、さらなる高みをめざして次の一歩を踏み出してまいる所存です。
さて、現在の本校の様子をご紹介します。本校は、普通科文理科学コース、普通科、情報ビジネスフロンティア科そして福祉科の3学科1コースを有する宮崎県唯一の普専融合型の学校です。「何でもできる 何にでもなれる!」をスローガンに、生徒たちは日々、夢の実現に向けて精一杯主体的に取り組んでおります。昨年度の現役合格実績としましては、国公立大学が九州大学や広島大学などをはじめ計40名、私立大学・短期大学のべ76名、専門学校がのべ84名、就職は64名で内定率100%でした。さらに部活動でもボート部や弓道部、空手道同好会や美術部などが全国大会に、バドミントン部、水泳部、陸上部、吹奏楽部などが九州大会に出場するなど、どの部にも勢いがあり、本校の目指すチャレンジし続ける姿勢、文武両道の姿を体現してくれています。聖陵ケ丘は今日も生徒たちの夢と活気で溢れています。
あらためて私たちは、創立100周年を迎えるにあたり、これまでの100年に感謝の思いを抱くとともに、これからの未来100年、本校がこの西都の地で輝き続ける契機としたいと強く願っております。そのため、一連の記念行事では、未来に向けて人と人とが繋がる取組を、具体的には本校生と同窓会や地域の皆さまが様々な企画や事業を一緒に考え、実行し、西都の町全体を挙げて、多くの卒業生の皆さまの想いも集めて、妻高の100周年を祝いたいと考えています。
結びに、妻高の校歌には「たたへよ たたへよ いにしへの都万 たたへよ たたへよ あたらしき生命」とあります。今年一年がこの歌詞のごとく、皆さまとともにこれまでの歩みを讃え、未来を見つめる一年となりますよう、格別のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。